社会人から看護師・助産師を目指すことはできます。うさまよも社会人から看護師・助産師になりましたし、必ずと言っていいほど、看護学校・助産学校にも、病院へ就職しても社会人から看護師・助産師になった方にお会いしています。社会人から看護師・助産師になるためには看護学校へ入学し、看護学生になることが必須です。ここでは看護学校へ入学する時の学校の選び方や学費等のお金の話、受験勉強の方法を中心にお伝えしたいと思います。
看護学校の選び方について
看護学校にはいろいろなタイプの学校がありますが、うさまよが思う学校を選ぶおすすめポイントをご紹介します。
社会人枠のある看護学校が狙い目!
1つ目は社会人枠や社会人入試を設けている看護学校を受験することです。社会人入試の試験内容は推薦入試のような小論文や面接を試験内容にしていることが多いので受験勉強が進めやすくおすすめです。
一般入試の国語・数学・英語など学力に自信がない場合はおすすめです。うさまよの看護学校では社会人枠を入試が2回あり、合格者数は若干名とされていました。受けた学生が5人ずつくらいいて、8〜9割の方が合格していたと思います。うさまよは商業高校でしたし、学力に本当に自信なかったので社会人枠の入試を受験しました。
通学のしやすさは大切!!時間の確保とお金に関わってきます
2つ目は通学のしやすさです。通学のしやすさは看護学校への通学のしやすさだけではなく、看護実習が始まった時の実習先も含めて事前に確認し検討されることがおすすめです。
ご自分が一人暮らしなのか、実家で暮らしているのか、独身なのか既婚者なのかによっても考えた方はいろいろだと思いますが、勉強や課題、記録などの提出物に取り組む時間やアルバイトをする時間の確保が必要な方もみえます。
また看護学校に通うための費用の資金源がどのくらいあるのか相談することはすごく大切です。通学に使う手段は車なのか公共交通機関なのか、また下宿が必要なのかなどで費用も大きく変わりますので、選ぶ基準の1つになると思ういます。それと学校がお世話になっている実習先の病院がすごく遠い場所である場合などもあるのでそこも併せて事前に調べて合わせて検討されるといいと思います。
看護学校によって大きく異なる学費は学校選びに重要!!
3つ目はやはり学費です。専門学校・短期大学・4年生大学、私立なのか公立なのかでも学費がバラバラです。私立だと1年間の学費が100万円以上かかることが多いです。また公立の学校ですと、一般入試では倍率が高く偏差値も高いことが多いです。そのため、私立の看護学校の方が入学できる確率が高いように思います。
また学費以外にも入学金や教科書等の購入代金、ナース服・ナースシューズ等の備品、通学にかかる交通費などの費用もあります。
ご自分の学力と看護学校を通うにあたっての想定される費用と貯蓄などの資金がどのくらいあるのか、また在学中にアルバイトをするのかしないのかも含めて検討されるといいかもしれません。
看護師としての就職先を総合病院にすると考えるなら4年生がお得!
看護学校卒業後の就職先に総合病院を選択される場合は、4年生大学を選択されてもいいと思います。総合病院では、3年課程の短期大学や専門学校卒の看護師と比べて4年生大学卒の看護師の方がお給料が高いという設定にされている病院があります。また長期的に考え出世コースに進みたいとなった時、4年生大学卒業という学歴が必要になります。
ただし、4年生大学卒業の看護師のお給料に差があるこは総合病院の場合が多いですし、大卒の学位は看護師になってから通信制大学に通うことで取得するができます。そこため、看護学校を選ぶ時に複数の学校で迷われた時の選ぶポイントとしておさえていただければいいかと思います。
看護学校に通うために必要なお金について
看護学校を含む医療系の大学や短大、専門学校は他の大学に比べて学費が高い傾向があります。また看護学校でも、公立なのか私立なのかで大きく異なります。しかし共通して言えることは、看護学校に合格してからの半年間に大きな金がものすごい勢いで動きます!!
ここではうさまよがかかった費用を大雑把ではありますが紹介します。ご自分の選ぶ学校の募集要項等に記載されている学費と比較し参考にしてみてください。
学費
- 入学金
入学時に1回限りで20万円
- 授業料と施設設備費や実習費が1年間で
120万円×3年間=360万円
教科書代
- 1年生 20万円くらい
- 2年生 10万円くらい
- 3年生 2万くらい(だったと思います)
ナース服やナースシューズ、備品など
ナース服がパンツタイプを2着・カーディガン1着、ナースシューズ1足、聴診器を学校で注文して購入し、5万円以下だったと思います(詳しくは忘れてしまいました。)
その他の費用
その他に看護学校に通う際にかかるであろう費用を項目だけご紹介します。ご自分の選ばれる学校とお住まいの地域などと確認しながら参考にしてみてください。
- 交通費(学割の定期券、駐車場代、ガソリン代、バスの定期券、駐輪場の預かり費)
- 実習に必要な物品(時計、ファイル、3色ボールペン、メモ帳、着圧ソックスなど)
- 実習先が遠方の場合は下宿費用(学校によっては遠方でもかからない場合もあります)
- その他(PC、国家試験対策の問題集や参考書など)
社会人から学生になっても奨学金を利用することはできます
看護学校に通うための費用に不安がある場合は、入学した後に日本学生支援機構の奨学金制度や、総合病院では看護学生のための奨学金制度を利用することもできます。
病院の奨学金の制度は病院よって設けている基準は異なりますが、看護師になったらその病院に就職することをが条件になっていることがほとんどです。
奨学金のことが気になる場合はそれぞれの病院、または日本学生支援機構を事前に確認されることをおすすめします。
うさまよは自分の貯金が予想以上に速くなくなりそうだったので、アルバイトもしていましたが、不安で心に余裕がなくなり辛くなってしまったので、看護学生の時は、2年生から2年間、日本学生支援機構の奨学金を利用させていただきました。
看護学校の受験に向けての勉強方法
看護学校の入試の受験勉強はいろいろあると思いますが、うさまよは独学と予備校に通うという選択が多いと感じます。
入試を受けるには避けては通れない試験勉強!受験する学校の試験内容によって変わってきますが、3教科(国語・数学・英語)や小論文・面接などがあります。
それぞれの科目と面接・小論文も対策ができる看護学校受験用の問題集や参考書が販売されているので、独学で勉強される方は問題集や参考書を買われるといいと思います。独学は自分との戦いではありますが、入学前の費用をおさえるというメリットがあります。
また看護学校を受験するための予備校は、そちらでばっちり試験対策をすることができるので、経済面やお仕事の都合がつく方は通われるものいいと思います。
うさまよのまわりに社会人からの学生仲間は、独学の方も予備校に通われた方もどちらもいました。
まとめ
社会人から看護学校へ行くには色々な方法があります。その中でもうさまよは、入学しやすい看護学校を選ぶことで受験生である期間を短く、なるべく最短ルートで看護師になれる方法を大切にして看護学校を探していました。
実際にうさまよは社会人入試のある看護学校を受験し、その看護学校へ入学することができました。そのため、受験対策も問題集や参考書の購入だけで費用をおさえ学費に回すことができましたし、受験勉強と仕事の両立もしやすかったので、入学前のぎりぎりまで働くことができました。
今回ご紹介したポイントがみなさまにに当てはまるわけではないと思いますが、参考になれば嬉しく思います。
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